マスク生活が長くなり、マスクを外した時のマスクの臭いが気になるようになりました。そして、口臭について少し調べてみました。もし、口臭など気になる方はご覧ください。

 

 

 

あなたの口臭ケアは大丈夫？

 

あなたは口臭について不安になった経験はありませんか？エチケットとして日頃からケアしたいけれど、具体的になにをすればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか？

 

しっかりと歯磨きをしたり、口臭予防ガムを噛んでみたりするだけでは不十分な場合もあります。

 

 

口臭の原因とは？

 

口臭は口の中の粘膜や唾液、食べ物のかすに含まれるたんぱく質が、口内の常在菌によって分解、発酵されることによって発生します。

 

個人差はありますが、通常は周囲に多大な不快感を与えるほどの臭いではありません。

 

 

しかし、口内環境の乱れによって発生する強烈な口臭の原因は、主に5つあると言われています。

 

 

虫歯

虫歯には独特の臭いがあります。また、虫歯が進行するにしたがって臭いもきつくなります。虫歯が進行して神経組織を侵すようになると、強烈な腐敗臭がすることもあります。

 

 

歯周病

歯垢内で増殖した歯周病原因菌が【揮発性硫黄化合物】のガスを放出することで口臭が発生します。

 

歯周病が進行して炎症部分が化膿すると、ガスに膿の臭いが混ざり、その強烈な臭いは生ごみのような臭いと例えられています。

 

 

舌苔（ぜったい）

舌苔とは舌の表面に付着する白っぽいもので、口臭のもととなる細菌やたんぱく質を多く含んでいます。

 

また、舌の表面を傷つけるような強い舌磨きをすると、口臭を悪化さすおそれがあるので注意が必要です。

 

 

膿栓（のうせん）

膿栓とは喉の奥の両脇にある扁桃にできる乳白色の小さな塊で、扁桃によって体内への侵入を拒まれたウイルスや細菌の死骸が溜まったものです。

 

潰すと硫黄のような悪臭を放つことから、臭い玉と称されています。

 

通常は飲み込んだり、咳をしたときに排出されたりして臭いを発することはありませんが、唾液の量が減ると膿栓が過剰に増えて、口臭を引き起こすこともあります。

 

 

喉、肺からの臭い

これは口臭ではなく【呼吸臭】にあたります。咽頭炎や喉頭炎などの炎症があると、たんぱく質を含む血液や膿が口の中に出て臭いを発することがあります。

 

胃の臭いが口臭になると勘違いされがちですが、実際のところ胃のガスまで上がってくるのは、ゲップか嘔吐をした時に限ったことです。胃の臭いが口臭に直接影響を及ぼすことはありません。

 

 

口臭のチェック方法

 

舌や歯、扁桃腺などを指で撫でて嗅いでみたり、使用したマスクを嗅いでみたりといったセルフチェックの方法もありますが、口臭の強弱を自分で確認するの容易ではありません。

 

客観的に測定するには、口臭チャッカーがおすすめです。最近では判定制度がアップし、価格も手頃なチャッカーも多く販売されています。口臭チャッカーは息を吹きかけるだけで臭いを検知する半導体センサーが内臓されており、通常３～５段階で臭いの強弱が判定されます。コンパクトで外出先でも使えて便利です。

 

 

対処方法

 

口臭の根本的解決のためには、やはり医師に診てもらうのが最善策です。原因がわからないと何科の病院に行けばよいかわからないかもしれませんが、まずは歯科医で「口臭外来」の検診を受けると良いでしょう。

 

そこで原因を調べてもらうことができますが、口臭の大半は〈虫歯・歯周病の治療〉と〈歯磨き指導〉によって解消または軽減するはずです。
蓄膿症の可能性を指摘されたり、膿栓ができていた場合は耳鼻科へ、そして代謝異常が疑われる場合は内科へ行きます。

 

さらに自宅でのセルフケアも重要です。
正しい方法での毎日の歯磨き・舌磨きは当然ですが、オーラルケアの万能薬とも称される〈重層水でのうがい〉もおすすめです。
口内をアルカリ性に保つことによって、悪玉菌の繁殖を抑制し、臭いのもとを減らします。

 

また、口臭予防に効果があるとされるキシリトールガム・緑茶・牛乳などを意識的に口にすることもおすすめです。反対に、タバコやコーヒーは控えることが賢明でしょう。
そのほか、水を飲んだり、酸っぱいものを思い浮かべて唾液の分泌を促すことで口内の乾燥を防ぐだけでも、口臭改善には役立ちます